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汚泥を原料とした肥料を活用した農産物等の
需要拡大・付加価値向上に向けたマーケティング方法の構築
-実証項目-
①汚泥コンポストを活用して生産した農産物への「認知」「興味」「理解」「購入検討」の割合を令和7年度で基準年対比20%増を目標とする。
 
②農業生産者へ向けた普及活動
市内農業生産者に対して、汚泥コンポストを活用した農業生産への「認知」「興味」「理解」「利用検討」などの項目に関してのアンケート調査を行う。令和6年度の実施結果を基準年とする。

③消費者へ向けた普及活動
各イベント等を通じて消費者に対して、汚泥コンポストを活用して生産した農産物への「認知」「興味」「理解」「購入検討」などの項目に関してアンケート調査を行う。令和6年度の実施結果を基準年とする。
-目標に対する現在の達成状況 2023年度-
・岩見沢市より実証キックオフについてプレスリリース(R5年6月7日)
・キックオフミーティングにてメディア説明及び現地視察取材(R5年6月12日)→北海道新聞(6/15)、日本農業新聞(R5年6月20日)掲載
・アウトリーチ活動、岩見沢市広域協定運営委員会にて実証概要説明を実施(R5年6月27日)
・アウトリーチ活動、札幌市内FM出演:FMアップル農業と食がつむぐ未来 ・パーソナリティ森久美子氏にて当実証概要について説明を実施。
・岩見沢市下水道課の協力の元、岩見沢汚泥利用組合(95名)様向けにアンケートを実施(R5年11月~R5年12月)現在、集計作業中。
※例)メディア報道実績
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-その他-
・現在集計作業中の岩見沢汚泥利用組合(95名)様向のアンケート調査結果を踏まえ、下水道汚泥汚泥肥料が農産物、農業経営に与える良好な影響について深く分析し纏め、今後のアウトリーチ活動の中で効果的に活用する。
-次年度の計画案-
・岩見沢地区汚泥利用組合が行うアンケート調査を活用し、汚泥肥料利用する農家のフィードバックをより細かく分析することで利用拡大に向けた取組みを行う上で重要な要素を分析する(アンケートは配布ずみ)
・消費者の興味と理解を深める具体的なプロモーション活動計画の策定を行う。
・戦略的なメディア露出、SNSマーケティングを検討。
-目標に対する現在の達成状況 2024年度-
■アウトリーチ活動及びアンケート調査

・8月7日 岩見沢市で開催された2024年ふれあいひろばにおいて来場者にアンケート調査を実施し74名から回答を得た。

・9月14日~15日 岩見沢市で開催された2024情熱フェスティバルにおいて来場者にアンケート調査及びパネル展示説明を実施し100名から回答を得た。また、パネル展示と興味を示したお客様に事業説明。
2日間で約50名の来場者に実施した。

・12月4日「国内肥料資源の利用拡大に向けたマッチングフォーラムin 北海道」において講演岩見沢市斎藤課長が講演を行った。
■8月7日 アンケート結果:ふれあいひろば。74名から回答。
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■9月14日〜15日 アンケート結果:2024情熱フェスティバル。100名から回答。
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-アンケートから得られたコメントの分析-
1. 情報発信の重要性「知らなかったので、SNS やメディアで沢山ひろめてほしい」「もっと情報発信がほしいです」「まず積極的に情報を出して知ってもらう事が必要なのでは?」
分析: 多くの回答者が、下水汚泥を原料としたコンポストに関する情報不足を感じており、普及にはSNSやメディアでの広報活動が鍵であると考えています。積極的な情報発信が普及拡大に不可欠。
2. ネーミングに関する批判「ネーミング悪い」「名前が悪い」
分析: 製品の名称について否定的な意見が複数見られました。ネーミングが普及を妨げている可能性があるため、よりポジティブで信頼感を与える名前に変更することを検討すべき。
3. 安全性・衛生面の懸念「安全衛生的な物にしてほしい」「安心できる」
分析: 安全性や衛生面に対する懸念が少数ながら見られます。製品の安全性を明確に伝えることが、利用を促進するために重要。
4. 普及方法に関する提案「ホームセンターで販売してほしい」「町会などで普及の話しをして配送なども高齢者が多い」「市営住宅に住んでいて置く場所がない」
分析: 製品の販売場所や配送に関する具体的な提案があります。ホームセンターでの販売や地域のイベントでの普及活動が効果的である可能性が指摘されています。
5. エコや資源活用への支持「資源有効活用に期待」「再利用できる物は利用してよりよいお米作りに役立つほうが良いと思います」「拡大について賛同します」
分析: 資源の有効活用やエコロジーな取り組みに対しては、概ね肯定的な意見が寄せられています。環境保護に寄与する点を強調することで、さらに支持を得られる可能性がある。
6. その他のコメント「一度試食してみたい」「頑張ってネ」「これからも色々な面で活用できるよう研究を重ねて下さい」
分析: 一部の回答者は応援のメッセージや将来的な活用に対する期待を表しています。ユーザーの声を反映した開発が重要です。総合コメント全体として、情報不足が普及の大きな障害となっている一方、エコロジーや資源活用に対しては肯定的な姿勢が多く見られます。製品の安全性やネーミングの改善、販売方法の多様化を行うことで、より多くの支持を集めることができるでしょう。また、具体的な情報発信と地域に根ざした活動が、今後の普及において重要な要素となります。
-次年度の計画案-
・WEBサイト、SNSを構築、公開。本取組みを一般消費者にもわかりやすく説明、情報発信を行い消費者の認知、興味、理解を深める場として常設する。
・汚泥コンポストを活用し栽培したお米が抽選で当たる企画をSNS等を通じて実施。中年層、若年層へのリーチ方法の検討が必要である。(これまでは比較的高齢者が多い)
継続的なPR手法(ポスターの長期間展示など)を検討していく。
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